ロンドンの若者・日本の若者、違いはあるのか?
少し前のこと。最初は若者が警察に射殺されたことに対する抗議だったロンドン北部での暴動は、不満をもった貧しい若者の日頃の不満のはけ口になってしました。そこには政治的な主張はなにもなく、あるのはただ暴力と略奪だけ。その背景にあるのは単なる対岸の火事ではなさそう。東京でもああした事件がおきる日がくるのだろう。
僕の英語の先生だった20代後半の英国人は、この事件の背景を次のように指摘している。
『不景気や貧困に加えてもっと深い理由がある。家族(家庭)が崩壊しているということ。子供は父親を見ることなく育ち。母親は若すぎて無責任。子供は目標やロールモデルがなく育ち、無関心なまま成長する。貧困以上に教育についての問題がある。僕は多くの貧困層のいる学校に通っていたし、僕らには同じだけの機会があった。違っていたのは僕には教育し、啓発し、守ってくれる「家族」がいたことだ。これが問題の深部にある。どんなレベルのコミュニティとしてまとまりもなく、希望がなく、無責任で、無関心があるだけ。政府がコミュニティを支援する予算をカットしたことは意味がない。貧困をさらに追いこみ、状況はすぐには改善しない。それで何がおこるのだろう。』
Yeah, recession, poverty and something a little deeper. Break down of the family unit. Kids growing up with no father figure. Mother is too young and irresponsible. Kids grow up hopeless with no aspiration and become apathetic. Actually It's less about poverty in an educational sense because I went to school with lots of poor people. We had the same opportunities. The difference is I had a family unit to inspire, educate and protect me. It's a very deep problem. A hopeless, irresponsible, apathetic underclass with no sense of community on any level.
Government cuts in community action don't help. Punishing the poor even further. And things won't get better soon. What will happen?
彼が書いていることは、今日本で起きていることとオーバーラップしてくる。一番の大きな問題は貧困が固定化してしまうということ。学校を出てもフリーターにしかなれない人は、その先でもずっと定職に就ける可能性はほとんどない。仕事につけなれば生活はできないという現実はいつの時代も変わらない。
最近の反原発のデモに参加している若者を「立派な若者」と賞賛するメディアや大人が少なくないが、その「立派な若者」を雇用するような企業はもうこの国からいなくなろうとしている。賞賛するなら彼らの仕事や将来を心配してやるべきだろう。これまでの政権や仕組みの恩恵を受けて自分たちは十分な所得があり、年金も確保されていて、高みの見物のように「反原発・脱原発」を標榜するのは矛盾していないか。
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