アナーキーとノスタルジア - SexPistolsのTシャツが15万円になるとき
NYTimes紙の記事から。有名なクリスティーズが手がけるのが、Punkロック時代のメモラビアのオークション。その落札予定価格は、SexPistolsのオリジナルTシャツが$1,500(約15万円)、Ramonesのサイン入りのテストプレスのアルバムが$7,000(約70万円)などなど。Punkロックがそんな値段になるとは...。
僕も 1976年頃からのPunkムーブメントはまさに同時代体験した世代。それまでの長髪・ベルボトム・プログレッシブロックからあるひ突然にテクノカット・スリムジーンズ・UKパンクに変容した。きっかけはラジオで聴いた最初のバジョンのAnarchy In the U.K.。その粗野で暴力的とも言えるエネルギーに圧倒されると同時に、要はロックにおける方法論の違い、もっとダイレクトに現実に対峙していくスタンスの重要性を思い知らされたからだ。
このとき会得した「現実への向き合い方」「アンチエスタブッシュメントな不敵な態度」というのは、それから今日にいたる30数年間変わっていない。これが僕がビジネスで「成功」しない一番の理由だろう。
とはいえ、当時のファンは歳を重ねそれぞれの40代、50代になればそれなりの地位もお金もある。オークションはそうした年代をターゲットにしているのだろうが、PUNKはノスタルジア以上の意味があるはず。あの喧噪の音楽や問題だらけだったライブを経てきたものにとって、破れたTシャツやポスターはただのポップイコンなのではなく、あの時代、僕たちが感じていたことは結局今はどうなったのか? その現実にもう一度向き合うチャンスになるはずだ。
○参考リンク
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