What's wrong with what we eat - 食べ物が間違っている?
TEDのセミナーから。日本でもオーガニックな食材への関心はかつてないほど高い。無農薬、有機栽培といった野菜コーナーが大きなスーバーには必ずある。宅配ビジネスも成長している。そしてそういった食に対しての意識が高い層は環境問題にも関心が高い。しかし、食と環境については僕たちが知らない、メディアが触れないことがあるようだ。
このセミナーのスピーカーは、ベストセラーの料理本の作者でありジャーナリスト、TV解説者のであるMark Bittman。彼の話には、普段僕らが知らないことが食とジャーナリストの視点から語られていく。例えばこんなことが。
- 地球温暖化の原因と言われているCO2。クルマの利用を控えよう、ハイブリッド車にしよう、などという意見もあるが、実はクルマを含む総交通機関の排出するCO2を上回るものは何か? それは牛、豚、鳥などの家畜の排出するCO2やメタンガス。じゃなぜそれが、大きな排出源として取り上げられないのか? 排出規制の対象になったりしないように巨大な食料産業のロビイストが政治的に動いているから。なぜそんなに家畜(livestock)が必要なのか。それは食肉という産業が大きいから。
- 米国人といえば大きなステーキを食べるという印象があるが、それはむしろ70年代以降に作られたイメージ。そしてファーストフードの存在。70年代以降のライフスタイルの変化と、レストランチェーンなど食品ビジネスの拡大。
- ではプリウスに乗って、オーガニックフードを食べているインテリの人たちは環境に優しいのか? 今やオーガニックフードは何百マイルも飛行機やトラックで輸送されてくる。そのエネルギー排出はどう考えるべきか。
今の日本の地球温暖化ブームに欠けているのはこうした多様な議論を受け入れる土壌だ。


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