ONE WORLD, ONE DREAM - オリンンピックと政治と社会
北京オリンンピックに向かう聖火リレーが人権団体の抗議行動の対象になっている。ロンドンで、パリで聖火は中国政府の身代わりのように妨害された。そしてサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジには大きな横断幕が掲げられた「ONE WORLD, ONE DREAM」と。
IOCは「オリンピックと政治は分けて考えられるべき」と言う。そうだろうか? そんなナイーブな意見を本気で信じているのでだろうか? オリンピックの歴史を見ればわかる。国威発揚であれ、敵対国との冷戦であれ政治と無縁だったことはない。そもそもオリンンピックの開催国となること自身が内外への政治的なメッセージとなる。オリンピックを国際的な檜舞台と考える政治家がいる以上、すべてに国際政治の長い影が落ちることなる。
チベット問題が発端だった今回の抗議行動はパリを経由したあたりから少し変わり始めた気がする。つまり自由と平和のための抗議に本質が変わっている。単にチベットの問題だけでなく、中国によるアフリカ諸国への大量の武器売却が引き起こしているダフール情勢への関与も指摘されているのだ。
それにしても皮肉なことだ。「ONE WORLD, ONE DREAM」という言葉は本来のオリンピック精神そのものを体現しているはず。そしてその象徴が聖火だったのに。
「ONE WORLD, ONE DREAM」- 世界を変えることはできるのか? それとも?
○参考リンク
Olympic Torch Protesters Go Viral to Rally Support(Wired)
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