iTuneに10,000時間以上の音楽を入れていく
以前のように毎月何十枚もCDやレコードを買うことはなくなったが、それでも中古のアナログは今でも月に数枚は購入するし、新譜のCDももちろん買っている。数万枚も収集するマニアでもないが、アナログレコードもCDもそれぞれかなりの量があるのは確実。いったいどうやて聴くつもりなんだと自分でも思うことがある。全部をiTuneに入れたらどうだろう?
これまでも新譜のCDを購入するとiTuneにリッピングして持ち歩いて聴いていたが、それだけでは同じものばかりになりつまらない。少しCDを足したりしたがもう一つ。自宅で仕事をしているときは、iPhoneでLast.fm等のインターネットラジオや初代iPodに入れたものを流しているが、これもずっと聴いていると飽きてくる。それに僕が好きなジャンルものはそうかかる機会も少ない。
それなら持っているCDを全部iTuneにリッピングしようか? メインマシンはドライブを2台搭載しているMacProだしCPUバワーもあるからリッピングの時間も以前のようにはかからないだろう。それでせっとCDをデスクまで運んできてリッピングを進めている。約1500枚としてざっと1万時間分以上の音楽があることになる。単純計算なら連続して聴いたとして約412日分。
これを書いている時点で950枚を超えたところまで進んできた。CDラックに収まっている状態と違いiTuneに入れるとアルバムカバーがずらりと並び、音楽が生々しい姿を見せる。僕がどんな音楽を聴いてきたのか自分の頭の中をカタログ化されているような気がする。この作業を通じて他にもいろんなことに気がついた。
- アルバムカバーを自動で取得するのは難しい。僕の持っているフリーミュージックとか現代音楽、ジャーマンプログレ系は日本のiTuneストアのアカウントではジャッケとが取得できない。米国iTuneのアカウントでログインしていると全ては無理としてもかなり取得できるようになる。それでも時々同名アルバムのまったく違ったカバーを取得してくることがある。それが面白かったりもするのだが。
- Geniusプレイがあまり役に立たない。これは多分に僕の偏った音楽志向のせいだろうが、Geniusプレイがほうけた選曲をしてくれる。どうして、Klaus Shulzeを選ぶとあとはTangerine Dreamしかリストにないのか? Ashra Templeだって、ほかにも色々入っているのに....
- 見たこともないCDがある。リッピングしようとして見たこともないCDがあったりする。何を思って買ったのだろうか? やれやれ。
- この曲なに?状態が連発する。Geniusプレイなどで再生していると、「この曲なに?」と何度も仕事の手が止まる。いかに持っているだけで意識していないCDが多いことか。そういった曲も聴けるようになったということがiTuneに入れたメリットかも。
この後も続けて残りのCDをリッピングしたら、バラバラなジャンルを整理したり、プレイリストを作ったりする作業が残っているが、今回iTuneに全てのCDを入れる作業を通じて、iTuneが音楽の聴き方やありようを変えてしまったことがよくわかった。それは、自分が持っている音楽を再構築する試みに他ならない。CD単位が単に楽曲単位に変わったということでなく、僕自身の中にある音楽同士の関連性やその後ろにある世界をどう見ているのか、あるいは並びを変えることでどう音楽の表情を変えるのか。iTuneがそうしたクリエイティブなツールであることにようやく気がついたのが今回一番の収穫。
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