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iPodはハイエンドCDプレーヤよりも高音質?

作成者 Shigeo Honda at 2008年05月05日 22時20分 |
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ビンテージの真空管ラジオやB&OプロダクトなどとiPodなどの組み合わせでのレトロモダーンなサウンドスタイルを提供しているお店「andup」の方からメールで興味深い話をいただいた。「お客様でiPodの方が高級CDプレーヤよりも音がいい」というのだ。

それはこんな話。

ハイエンドのアンプやスピーカーで聞く場合、ハイエンドのCDプレーヤーを繋げるよりも、圧縮をかけないで iPodや特にnano(メモリースティック?)などを繋ぐ方が、音が良いと言う話を聞きました。

どうしてこんな意見がでるかというと、それはCDの再生メカニズムに起因している。音楽CDは、アナログレコードと違い内週から外周にかけて高速に線速度一定で回転している。しかもたいていの場合、サーバーモータの軸上で回転している訳で、レーザーピックアップは振動や盤面の偏芯による揺れなどの影響を受けており、それがエラー補正ということでオリジナルデジタルデータがかけたり、変換時のクロックずれがジッターとなって音質に悪い影響を与えてしまう。つまり普通のCD再生というのは、リアルタイムに補正された音楽を聴いていることになる。

以前からCDを再生するよりも、CDを圧縮しないリニアPCMでHDにリッピングしたものの方が、CDプレーヤよりも音がいいという話はあった。なぜなら、HDからデジタルデータを再生する場合補正などの影響を受けないのでDAコンバータの品質がよければ、ダイレクトに再生できるからだ。

それでもHDの振動やロジック回路からでいるノイズの影響はある。それならば回転も振動もしないシリコンディスクならいいのではないか? それが冒頭の話につながる。僕も以前からそう思っていた。回転の振動の影響を受けない半導体ディスクにロスレスでCDをリッピングしたデータを保存し、それを再生したらもっとも正確なデジタル再生になるのではないか、と。

そして、iPodTouchよりも余分な機能を持たないiPod nanoが最も有利な選択となる。通常のハイエンドCDプレーヤを凌駕するかはともかく、音楽の輪郭が正確な表現になるのは確か。

ただ音楽再生の難しさはデータが正確ならそれですべてよし、にならないところ。再生する媒体の質量や微妙なパーツ振動まで問題になってくる。

なので僕の個人的な意見としては、物理的なCDを再生するなら以前紹介したベルトドライブ+重量級スタピライザというアナログプレーヤ的なアプローチのCECのプレーヤのほうが優れている。

しかし、iTuneStoreでダウンロードしたサウンドファイルの場合はどうだろうか? nanoのようなシリコンディスクプレーヤがまさるのだろうか? それともいったんCD−Rにする「DD」方式がいのか。あるいはFMトランスミッタで送信したものを高品質チューナで受けるという「DA」方式がいいのか? 僕は送信側のトランスミッタがそこそこであれば、FMトランスミッタを介した方が全体のバランスがよく長時間のリスニングに耐えると感じている。