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Deliverance - Webデザインレイヤー for rest of us

作者: Shigeo Honda 最終変更日時 2009年08月08日 14時19分 |
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木曜日の夜のDeliverance(デリバランス)のセミナーはいろんな意味で興味深かった。一言にまとめると「WEB開発(特にデザイン開発)」をどう効率化するか、という課題に方向性を与えたテクノロジーであるということ。まだまだ動作環境の設定を含め簡単に導入できるものではないとしても、サイトデザイナーの可能性を広げることは間違いないだろう。

Deliverance -  Webデザインレイヤー for rest of us

講師はニュージーランドから来日したTim Kapp氏

Ploneに限らず最近のエンタープライズ指向のCMSは、セキュリティ、ワークフローやコンテンツ管理機能を強化するために内部構造は複雑になる傾向があり、サイトデザインを変更するにはXHTMLやCSSの知識だけでなく、開発言語やどうやってデザインをパッケージ化して組み込むか、という高度な知識が要求されるようになってきている。

こうした点は海外でも課題でるあるとう認識はされており、Ploneのコアスタッフの一人であるMartin Aspeliも彼自身のブログで「The cost of change 」という記事で触れている。バージョンアップのたびに「良いもの」を導入しようとしていくのだが、それが「それまでの知識」では対応できない課題を新たに持ち込んでしまう。そのために新しいことをビジネスにするためには、また新たな「学習コスト」が発生することになる。

特にデザイナーにとってはそれが大きな負担。それが原因で一度「学習した」フレームワークから離れることができなくなり、この国ではいつまでもMTのカスタマイズばかりが主流になっている気がする。

「Deliverance」はそうした「学習コスト」問題の明快な解決策ではないかもしれないが、有効な方法であることは間違いない。Deliveranceは、CMSサイト本体はそのままに全く別のProxyとして動作しDeliverance上でデザインしたサイトのXML上にCMSサイト上のどのコンテンツをはめ込むのかをCSSのidなどで指定していく。これによりCMSサイトはそのままで、まったく異なるデザインにCMSサイトに登録したコンテンツをはめ込んで表示することができるようになる。デザイナーはプログラムコードを書く必要はなくなり、また開発者は必要に応じてCMSの機能拡張に専念できる。

これにより、日本でならPC向けのCMSサイトとは別に携帯電話専用サイトを作りたい時などに、CMSサイトを携帯対応するのではなく、携帯用のサイトをDeliveranceでデザイン・定義することで対応することも可能なるだろう。CMSでのWEBの適応範囲を広げるし、いろんな意味での「コスト」を低減することに貢献しそうだ。

○参考リンク

Deliverance Project

plone.recipe.deliverance 1.0rc1

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