Linux Journal 創刊15周年
Linux関連の雑誌としては最も長く続いているLinux Journal誌が創刊15周年になった。多分僕は1997年からこのLinux Journal誌を定期購読しているが、そのマイペースな編集方針が長く続いた理由かもしれない。まだスタートアップ・カンパニーだったGoogleを最初に知ったのもこの雑誌だ。
日本でも1999年頃には最初の大きなLinuxブームの波があり、LinxMagazine、日経Linux(現在でも継続中)、LinuxWorld、Linux Japanと相次いで雑誌が創刊されて驚いたことがある。その前のMacintosh関連の雑誌ブームのときもそうだったが、どうもこの国ではマーケットのサイズ以上の出版物を出すのが常らしく、どの雑誌も同じようなライターで同じような記事が並んでしまえば、すぐに行き詰まるのは目に見えている。それでもやるというのが日本の技術系出版業界の慣習かもしれないが、結局はシーン全体に大きなマイナスになっているとしか思えない。僕がテクニカルライターを止めた一番の理由もそこにある。要はマーケットの青田刈りをするばかりで、何も育てず、後には荒れ地だけが残っていく。
海外でも事情は似たり寄ったりで、一時期は数誌あったLinux系の雑誌はほとんどがWEBに移行し、印刷物で発行されているのは本格的な雑誌はLinux Journal誌くらいしかない。Linux Journalの一番の強みはOpenSourceシーンに自らいる当事者が誌面を作っているということだろう。だから一時のトレンドに流されることがなく一件な地味なテーマをコツコツと積み上げていく。今でもSAMBAのセキュリティについての特集を4回以上に渡って掲載するのはこの雑誌だけだろう。また一方では新しいFOSSなども積極的に取り上げて紹介される。Ruby On Railsを最初に知ったものも、Chumbyを最初に知ったのもこの雑誌だった。
もう一つ大事なことは、常に開かれたものであるということ、今でも過去15年分をすべてサイトで読むことできる。
○参考リンク
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