スピードは2倍に価格は1/2に - iPhone 3Gが感じさせるAppleの限界点
WWDC20008で予定通りiPone3Gが発表になった。まだ実際のキーノートを見ていないで詳細の意図はつかめていないところはあるものの。その後の報道や識者のコラムなどでの分析を読む限りではiPhone 3GはAppleのビジネスの難しい曲がり角を感じさせている。
以前の噂とは異なり日本ではSMBからのリリースとなり、価格面でも通常のスマートフォン端末と同等かそれ以下の価格設定となることが予想されている。主要なITメディア系の報道は日本市場へのインパクトなどを比較的大きく考えているようだが、はたしてそうだろうか?
課題は今回の新しいビジネスモデルにあるが、実は新しくない、日本の携帯電話はこれまでそうだった販売奨励金のビジネスになっているということ。比較してみると。
- これまでは、iPhone本体は定価で利用者が購入する。Appleやキャリアの収入からあるパーセントを受け取るリベニューシェアという方式
- 今後はiPhone本体の販売価格の一部をキャリアが補填してAppleに支払い、キャリアの通信収入は100% キャリアの収入となる。概算では米国AT&Tのケースで8GBモデルでは$400を、16GBモデルでは$450をAppleに販売奨励金として支払うことであの販売価格を実現
この方針転換にはどんな意図があるのだろうか?
- リベリューシェア方式は長期的な収入が確保されるが、米国以外のキャリアでは強い抵抗にあいグローバル展開が難しい
- グローバル展開できない限り、販売台数の伸びやシェアの向上は望めない
そこで古い販売奨励金モデルが採用となった。Appleとしては販売台数を取ったことになる。ただそれにより、iPodと比較したiPhoneの価格設定がどうなのかという疑問。Appleのクローズトな仕様が、SIMロック行わないという端末トレンドに逆行していること点など成功には不透明な部分が多い。唯一の利点はイニシャルの購入価格が安く見えるということか。
Appleはなぜ販売台数を優先させたのか? そう考えたとき、アプリケーションをダウンロード販売するApp Storeのの存在がある。iPhoneが普及すればiTune Storeのように会社にキャッシュをもたらしてくれるだろう。今回の決定はある意味いかにもワンマン経営者 Steve Jobsらしい舵取りとも言える。
○参考リンク
The iPhone’s new business model

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