Evernoteのビジネスから学ぶこと
流行言葉でいうならクラウドサービスの一種であるEvernote。Macintosh、Windows、iPhone、Blackberryといった様々なデバイス間でメモや写真、PDFなどのデータを共有できる。GoogleDocsのようにブラウザで使うだけでなく、各プラットホーム用のクライアントソフトがあり、オンラインでもオフラインでも使えるのも魅力だ。そして40MBまでなら無料で使用できる。彼らのビジネスについてNY Times紙に掲載されていた。
僕自身、仕事のほとんどのメモやスナップはEvernote上に書いている。それで複数のMacintoshの間で簡単に継続して仕事ができるようになった。iPhoneではもっぱらカメラで撮影したメモにコメントをつけて保存。外で買い物のメモを呼び出して確認したり、気になったモノを撮影したりする。デザインの参考にしたいWEBページのスナップショットを保存したりするのにも使っている。つまり利用者のアイデア次第でなんでも保存しておけるし、タグをつけておけば検索も簡単。英文ならOCR処理が自動でされるので、写真からテキストで検索もできる。その自由さがEvernoteの魅力なのだと思う。
そうなると、この企業のことが気になる。こんなにスマートなサービスを生み出した企業がせっかく保存したデータとともになくなってしまっては困るし。そうしたら8月末にNY Times紙の記事があった。タイトルは「Using 'Free' Turn a Profit(無料を利用して利益に変える)」。
Evernoteの概要はざっと次のようなもの。
- 過去18ヶ月で1400万人がこのサービスに興味もって利用した
- 75%の利用者は最初の4ヶ月で去っていった
- 50万人のアクティブな利用者が残り、その多くが有料サービスに移行した
- 2009年7月の月間売上げは$79,000(約760万円)
この売上げでもEvernoteの規模の企業ならサーバーコストや開発費を十分カバーできるとか。そしてこのサービスをいつでも無料で試して、一定容量まで利用できることがもっともコストのかからない広告宣伝になっていると彼らは言う。
小規模で、インテリジェントなサービスを提供して、ニッチプレーヤーかもしれないが確実に利益を上げる。そんな彼らのスタンに僕はとても共感を覚える。
○参考リンク
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