While You Were Out - Jobs抜きのAppleとなれるのか
1月14日のSteve Jobsの半年間の療養宣言はアナリストの間で様々な憶測を生んでいる。上場企業のCEOの健康状態が正確に公開されないのは問題だというもっともな議論から、Jobs抜きでAppleはやっていけるのかという議論、その一方でキャリアからのiPhone3Gの販売ロイヤリティの支払いが始まり決算は好調に推移している。
新製品のリリースもMacBook17inchで一通り終わり、会社としても資金的に安定している今だからこそ、Steve Jobsも長期の休養を宣言したともとれる。Appleが次の一手をどう打って出るかは夏の開発者向けのWWDCでその姿が見えてくるのかもしれない。
アナリストの強い懸念は「そもそも療養後にSteve Jobsは以前のような立場で復帰できるのか?」ということ。Jobsの役割についてはNY TimesのアナリストがPodcastの中で的確に表現してくれている。
ベンチャーでスタートしたハイテク企業のCEOでありながら、かれは一行のプログラムコードを書いたことがあるわけでもなければ、インダストリアル・デザイナーとしてバックグラウンドがあるわけでもない。彼の特徴は独特のビジョンと彼の信じるクオリティということに決して妥協するということをしないことだ。
別の例では以前のAXIS誌のインタビューで、現在はrevono社のデザインチームのリーダーをつとめている著名なデザイナーも「完全なデザイン・品質の製品でなければリリースしないという決断ができるには、上司がSteve Jobsでないとダメだろう」答えているが印象深い。
僕はSteve Jobsが、本当に半年後に復帰できるのかについては懐疑的。戻ってきたとしても以前のようにフロントマンであり続けることはないだろう。昨年からのいろいろな新製品発表会で、Jobs以外の役員が頻繁に登場するようになったのもそうした理由によるものではないかと思う。
なぜかこのタイミングでNYTimes紙のサイトで「While You Were Out: Apple’s Years With and Without Steve Jobs」というスライドショーが設けられている。昔からのAppleを知るものだけでなく若いAppleファンにもぜひ見てもらいたい。なんといっても80年代のSteve Jobsの恐れを知らぬふてぶてしい、尊大な態度を見れば年月は人をどう変えるか(少なくとも外観は)を学ぶことができる。
○参考リンク
While You Were Out: Apple’s Years With and Without Steve Jobs
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