Microsoftの大きな買い物 - 難しい成功
先週末に報道されたMicrosoftによるYahoo!(敵対)買収の話題は、Googleなどを巻き込み、単にビジネス視点だけではない広がりをみせてきている。
僕
のこの買収案に関しての最初の印象は「Microsoftもずいぶん追いつめられたんだな」ということ。数字の上では過去最高とも言える収益をあげた
Microsoftではあるけれど、ビジネス環境は決して予断を許さない。Vistaのインストールベースは善戦とは言えるもののそれほど伸びず、サー
バー環境ではFOSSとの競合、アプリケーションビジネスではすぐにSaaSとの競合が待ち構えている。投資をしてきたネットワークサービスのMSNや
MSN Live!は芳しい成績を上げていない。
こうした状況の中でPCをプラットホームとするビジネスからネットワークをベースとするビジネス企業体に変わろうとするMS社にとってYahoo!をブランドごと買い取るという手段に出たようだ。
海外での報道にもあるように今回の買収はMS社にとってもこれまでの買収と異なり困難なものになるだろう。
- 買収金額が非常に大きい。借り入れを行う必要がある
- 企業文化が大きく異なる企業がまとまれるのか
- Yahoo!はテクノロジーの企業でなく今やメディア企業であること
- そもそも合併が承認されるのか
- タイムワーナーとAOLの合併の二の舞になる危険性が高い
こうして書いている間にも、Yahoo!は今回の買収を拒否する回答をしたとの報道があった。買収劇ははいよいよ第2ラウンドに突入する。
○参考リンク
NY Times紙の記事
Yahoo Deal Is Big, but Is It the Next Big Thing?Yahoo Bidder Wants a More Aggressive Microsoft


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