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「筋のよい答え」は基本と小志から

作者: Shigeo Honda 最終変更日時 2009年09月29日 19時00分 |
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普段あまり国内でビジネス書として紹介されているものは読まないのだけど、この本は場違いな感じでAXIS誌で紹介されていて、デザインやビジネスと遠そうで近くにある印象があって買ってみた。短いけど簡潔にまとまっていて、これはいい本。自己意識過剰だったり、自説を主張するだけのビジネス書とは違う。

この本の著者は大学で「摩擦学 (Tribology)」の博士。教鞭をとる傍らに、様々な中小企業の製品開発の悩みを聞いて、新しい製品の開発のみならず販促プランまでいっしょに立案している。特にロイヤリティをえることもなく。

つまり「売れない」とか「うまくいかない」というのは、ある種の一方的な思い込みに近いものがあり、著者がそれを極めて客観的に整理することで問題があきらかにになり、解決の糸口が見つかるというもの。この論理には説得力がある。そのためには自分の仕事の基礎知識がいかに重要かということ。

あともうひとつは「小志をいだけ」というもの。つまり大きな成功や完全性を最初から求めるのではなく、50%程度の完成度だとしてもまずは市場に出してみよう、という考え方。つまりβサービスでも市場に出そうと。自分たちが考えている完全な姿と、実際のユーザーの評価は一致しないもの。お金をかけて事前にリサーチをやるよりも、市場でのリアクションを見ながら製品やサービスの質を高めていったほうが効率がいい。僕もそう思う。

特に小さな企業にとって完全性を求めることはリスクが大きい。スモールスタートでブラッシュアップしてくこと。それをどやったらうまくできるか。それこそが今の課題だ。

○参考リンク

 
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