AXIS Vol.140 - デザインとその意味
たまっていた雑誌を読んでいて、AXISの8月号は最近の中ではもっとも充実した誌面だった。最近本誌が訴えっている「デザインは企業の生命線である」「デザインは単なるカタチではない」「デザインは意味をもたらすもの」という方向性ともマッチしていた。
MITでのインターフェース開発から海外の美術館や国内の中学校までのさまざななプロジェクトをまとめた特集は、種類は違うがテクノロジー、プロダクト開発、建築といった分野でのデザインプロセスが内側ではなく、どう社会や人と関わるかという外向きの視点に向かっていることに共感を覚えたし、おそらくこれからのソーシャルメディアなどのITサービスのデザインにおいても重要だろう。
中にはMITラボのインターフェースデザインのように、まるで数年前の映画「マイナリティ・レポート」そのものだと感じたら、本当にその映画のテクニカルアドバイザーを務めたスタッフが継続して開発しているというオチ。この種のジェスチャー認識はSFではなく、一つの方向性となっていくのだろうか。
所謂デザインとは一番遠い記事のようでありながら「愛と平和のクラウン革命」は大きな問題を提起している。僕らは明日には死んでしまうであろう初対面の病人を前にして、一体何ができるのだろう。彼らはそれに対しての確固たる答えをもっている。「人として幸福な時間を取り戻すこと」。そのために彼らは特には狂気のような手法で相手に向かっていく。
デザインがカタチを超えて伝えるべきことは何なのか。それこそが最も大切なこと。
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