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MIles Davis - 新しい、自由な音楽を求めて

作成者 Shigeo Honda at 2008年04月13日 12時45分 |
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Miles DavisはJAZZというジャンルに属しながら、そのJAZZという概念を可能な限り広げたミュージシャンの一人。僕が初めて彼に興味を持った1973年以来、僕の中ではMiles Davisはジャズ・ミュージシャンというよりも彼独自の音楽観を彼自身のバンドのなかで構築、脱構築を繰り返しながら変化させていった自由な音楽家という印象が強い。彼の音楽の前では、Jazz,Funk, Rockという概念はあまりに無力だ。

そんなMiles Davisに書かれた本は多いが、これまでで一番面白く読め、マイルス・ミュージックが時代を追って整理されていたのがこの「マイルスを聴け!〈Version 7〉- 中山 康樹 (著) 」。この著書ついては詳しくないけれど(Jazz関連以外にも「氷だけで禁煙できた」という本も執筆しているらしい)、彼がこの本の中で指摘しているポインには共感できる部分が多い。例えば次のようなこと。

  • 「死刑台のエレベータ」のサウンドトラックのあのディープなエコーがかかったサウンドスケープが後のテオ・マセロのプロデュースに影響を与えてはいないか
  • Milesの音楽はその後の70年代のフュージョンやジャズロックとの根本的に異なるものである
  • 「Agharta」よりも「Pangaea」のほうが格段にいい
  • 「DarkMagas」は、ダークなヘヴィネスをもった佳作である

 

などなど、古典的なジャズファンとは違う視点をもっていることは確かなようだ。

僕が初めて動くMilesDavisを見たのは1973年の来日のときにNHKの「世界の音楽」という番組で録画中継されたライブ。多分この放送を見た人は少なくないだろう。それまでに聴いたことのない種類の音楽で、あえていえばHawkwindのようというか、エネルギーの固まりのような音がブラウンから飛んでくるような感じ。「新しい」サウンド。

赤いスーツの上下に身を包み、屈んでワウワウペダルを踏みながらエレクトリック・トランペットを吹くMIles Davisの姿に14歳だった僕はノックアウトされた。Dave Libemanのサックス、一人シュトック・ハウゼンのPete Coseyのギタープレイなども衝撃的だった。今でもその当時の映像を見るとあの感覚が蘇ってくる。

下記は1973年のMontreux Jazz Festivalでの映像。

 

○参考リンク

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